新サービスの基礎は 「ソーシャルスタイル理論」 顧客満足度向上に活用

イーデザイン損保が業界の“はやり”と
一線を画すサービスを開発中

 自動車保険で熾烈(しれつ)なシェア争いを繰り広げる損害保険各社。ここ数年は、事故発生直後からの顧客対応を、AI(人工知能)などの最先端テクノロジーを活用して効率化・高度化する差別化戦略でも、競争を繰り広げている。

 その最たる例が、ドライブレコーダーから得られた録画データなどの事故状況に関するデータをAIが解析し、事故の過失割合算出を迅速化するシステムだ。保険金支払いまでの時間を短縮でき、顧客満足度の向上につながるとして、各社はこぞって取り入れている。

 ところが、東京海上グループのダイレクト系損保であるイーデザイン損保が、そんな“はやり”とは一線を画した、新しい切り口での顧客対応の向上に取り組んでいることが分かった。背景には、ダイレクト系であるがゆえに付きまとう課題があった。