若い頃とは違い、年齢を重ねると体重を落とすのは難しいもの。特に女性の場合は加齢と共に筋肉量が減り、さらに女性ホルモンのバランスが崩れるためどうしても痩せにくくなります。今回お話を聞いたのは、コロナ禍の1年半で17kg痩せたという池田美樹さん。どんなにストイックなことをしたのかと思いきや、まったくの自然体。そんな彼女の食生活には、忙しい人や食事に手間をかけたくない人にも参考になるダイエットの極意がたくさんありました。(栄養士・健康経営アドバイザー 笠井奈津子)
コロナ禍の1年半で17kg減
「コロナ禍の1年半で17kg痩せた50代の知人がいるんですが、笠井さん、よかったらお話を聞いてみませんか?」
本連載の担当編集者からそう聞かれたとき、実は少し迷いました。50代女性でそれだけの体重減というのは、本当にすごいこと。よほどストイックだったのではないか、読者の方が参考にできそうなことかと危惧したのです。でも、それは杞憂に終わりました。
今回、「誰かのお役に立つことがあれば……」とお話を聞かせてくださったのは池田美樹さん(54才)。身長154cmで、現在体重43kg、BMI18.0。身長154cmの方の適正体重は52.18kg、美容体重は47.43kgなので、かなりスリムといえます。マガジンハウスにて『Hanako』や『anan』等、女性誌の編集者を長年経験したのち、50歳で慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程に入学。システム思考、デザイン思考とマネジメントを学び、「伝える」ことを専門として、独立した今も数々のメディアや企業の仕事をしています。
会社員時代と変わらない忙しさ、かつ、フリーな分、節制が難しい今、そしてコロナ禍において17kgも痩せた理由とは? 池田さんのお話には、コンビニやお酒との付き合い方、食事時間など、忙しい人はもちろん、食事に手間をかけたくない人でも取り入れられるダイエットの極意がたくさんあります。