2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」。
SDGsの認知度の向上とともに、企業の取り組みへの関心も高まっている。そこでブランド総合研究所は2021年7月に『企業版SDGs調査2021』を実施した。同研究所が独自に210社を選出し、各社の活動が一般消費者にどのくらい認知・理解され、評価されているのかの調査を実施し数値化したものだ。
今回は、その調査の「SDGsの取り組みの評価が高い業界別ランキング」(※1)から、「飲料・食品」「流通・飲食」の業種に絞って結果を紹介する。
【飲料・食品】
不動の人気企業サントリーが1位
「水」のイメージで高評価
飲料・食品業界では、「水と生きる」を企業理念に掲げるサントリーが1位(20.0点)を獲得した。2位は日清食品(19.8点)、3位がハウス食品(18.8点)だった。サントリーは210社中でも3位、日清食品は4位、ハウス食品は9位といずれも高い評価を得ている。ところが、各社によってゴール別の評価は異なっている。
サントリーは、SDGsのゴール評価「ゴール:6安全な水とトイレを世界中に」で、1位TOTO(17.7%)、2位LIXIL(13.2%)に次いで全業種で3位(11.1%)である(※2)。