米フェイスブック(新社名「メタ・プラットフォームズ」)は、盗用または再利用したコンテンツを禁止するポリシーがあるにもかかわらず、プラットフォーム上でそれらをまん延させている。同社の調査員が社内文書でそう警告していた。2018年のある段階で、フェイスブックの「ページ」のトラフィックの約40%が、内容の大半を盗用したり、目的を変えて再利用したりしただけのものに流入していた。同社のシニアデータサイエンティスト、ジェフ・アレン氏が同年まとめた調査報告書にこう記している。同報告書はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した十数件の内部文書の一つ。「ページ」とは、企業や団体がコンテンツを広げるために使うフェイスブックのビジネス向けアカウントだ。一方、個人ユーザーは「プロフィール」にコンテンツを載せることになっている。