ひろゆきが「都会は田舎者が作っている」と断言するワケひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

最初に質問です

 はじめに質問を紹介したいと思います。

「東京」といえば、どこの街が思いつきますか?

 ちょっと考えてみてください。

銀座? それとも赤羽?

 僕の場合は、出身である「赤羽(あかばね)」なのですが、みなさんは違うと思います。

 たぶん、「渋谷」「新宿」「銀座」「六本木」などではないでしょうか。

 そういう街って、じつは田舎者が作ってきたんですよね。

 たとえば「原宿」で奇抜な格好をしている若者が歩いているのを見かけると思います。

 あの人たちは、ほとんどが埼玉とか群馬とかから来た田舎者なんですよね。原宿にもちょっと裏を歩けば住宅やマンションがあるんで、「生まれは原宿」という人もいます。

 でも、原宿が地元の人って、「ザ・原宿」のファッションは恥ずかしくて着てられないんですよね。だって、地元の知り合いもいるし、幼い頃から街を見てきて、「なんなんだ、あの人たち(笑)」とバカにしていますから。

 同じように、渋谷出身、新宿出身、六本木出身などの人もいると思うんですが、その街に染まったような見た目は避ける傾向にありますよね。

田舎者よ、経済を回せ

 大学生を観察すると、すごく気合の入った服装をする人と、普段通りの服装をしている人に分かれます。

 一見、前者のほうが都会っぽく思うかもしれませんが、じつは田舎出身の人です。

 そして、都会出身の人は、わりと地味な服装を着ています。よく見るとブランド物だったりもするんですけどね。

 ということで、その土地に染まってお金を使ってくれるのは、気合の入った田舎者の人たちなんですよね。エネルギーがあるのは田舎者ですから。だから、どんどん都会に出て、他人のことを気にせず、お金を使って経済を回してほしいなと思います。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。