テーマはたくさん扱うべきか?統一すべきか?

 また、多くのYouTubeチャンネル運営者から、「内容に統一性を持たせた方がいいのか、それとも伸びる動画は何でもやったらいいのかわからない」といった相談が寄せられます。それについては、「切り口は最初、専門的なものに統一した方がいい」 というのが、私の見解です。

 まずは1つの切り口で、そのチャンネルに合った動画をアップしていきましょう。例えば税理士の方であれば、「個人事業主や中小企業の社長向けの“節税術”」を大テーマとし、そのテーマに即した「経費申請の賢い方法5つ」「個人事業主が法人成りで節税するための売上目安3つ」などの動画をアップしていくのがいいでしょう。

 悪い例で言うと、税理士として集客したいのに、エンタメ系の「メントスコーラやってみた」や「料理動画」、自分語りの「起業話」など、目的からそれた動画をいろいろとアップしてしまうケースです。

 YouTubeチャンネルで発信しようという人は意識が高く、動画制作の引き出しやネタがたくさんあって、どんどんアップしてみたくなるのだと思います。その気持ちはわかりますが、そこはグッと堪えてください。

 視聴者がビジネス系のチャンネルに望んでいるのは、「具体的なノウハウや情報」だということを常に意識しましょう。