多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作だが、発売前からアマゾンベストセラーランキング第1位(仕事術・整理法:11/13)となるなど、大きな話題となっている。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。
人生80年時代と
人生100年時代の決定的な差
・人生100年時代は、しっかり備えないと意外に恐ろしい
・長生きに備えるため、お金のやりくりがキツくなる
・会社の寿命が短くなり、1社で働き続けるのが難しくなる
・お金以外の資産(ビジネススキル、人間関係、健康)の重要性が増す
マモル:「人生100年時代※」が恐ろしいって、なんでですか? 寿命って80歳くらいかと思ってましたけど、100歳まで生きられるなら、ゲートボールし放題じゃないですか!
サラタメ:いや、それがノホホンとゲートボールしてるわけにもいかないんです……。人生80年で終わるか、100年続くかでは、私たちサラリーマンが描くべき人生プランって全然変わってきちゃうので。
マモル:具体的に、ボクたちの人生プランがどう変わっちゃうんですか!?
サラタメ:ザックリいえば、1.お金のやりくり、2.働き方、3.お金以外の重要性。この3つがめちゃくちゃ変わります。その変化に対応できないと、貧乏で孤独な“捨て犬サラリーマン”になっちゃうかも……。
マモル:貧乏……孤独……捨て犬! ぎぃゃぁぁああ~~~~~!!
※人生100年時代とは?
多くの人が、100歳まで長生きする時代が訪れたことを意味する言葉。リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが2016年、著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)ーー100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)で提唱したもの。1914年に生まれた人が100歳まで生きる確率はわずか1%だったが、今後は珍しくなくなる。2007年生まれの世代は、50%以上が107歳まで生きるといわれている。
人生100年時代の厄介な変化3つ
サラタメ:厄介な変化は次の3つです。
1.お金のやりくりがキツくなる
2.「1社で働き続ける」のが難しくなる
3.お金以外の資産が超重要になる
1.お金のやりくりがキツくなる
一番厄介なのは「お金のやりくり」に関する変化です。
なぜならシンプルな話で、長生きするために、老後のお金がもっと必要になってくる。さらに今後、少子高齢化で、老後にもらえる公的年金はどんどん減っていく。つまり、老後に必要なお金は増えるのに、年金としてもらえるお金は減るということ。
老後に必要なお金を貯めるために、おじいちゃん世代(1945年生まれ)は、毎月の給料から約4%貯金すればOKでした。
一方、若者世代(1998年生まれ)は毎月約25%の貯金が必要になると、『LIFE SHIFT』では述べられています。
マモル:給料の25%を貯金!? 手取りが25万円だとしたら、6万円も貯金しないといけないってことですか……。でも、家賃とか食費、飲み代とか払ったら、絶対残りませんよ!
サラタメ:お子さんがいる家庭とかだったら、さらに厳しいでしょうね……。