アメリカン航空グループは、米ボーイングの新型「787ドリームライナー」機の納入が遅れていることを理由に、2022年夏季の国際便の運航縮小を計画している。関係者の話や、ボーイングの社内メモで明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したメモによると、アメリカン航空が来夏に運航休止を計画している路線はエジンバラ、シャノン(アイルランド)、香港。上海、北京、シドニー路線は減便する。季節便についても、プラハ(チェコ)とドブロブニク(クロアチア)路線は再開を見合わせる。このほか、新型コロナウイルス流行前に発表していたシアトルーバンガロール(インド)路線などの就航を延期する。バス・ラジャ最高レベニュー責任者(CRO)は「このワイドボディー機なしでは、来夏の国際便数は計画通りとはいかず、19年夏の水準にも届かないだろう」と述べた。
アメリカン航空、国際便を運航縮小へ ボーイング機納入遅延で
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