米ニューヨーク州バッファローのスターバックス店舗に勤務する従業員は、労働組合の結成の是非を問う投票でこれを承認した。米国内のスターバックス直営店で労組が結成されるのは、50年の同社史上初めて。背景には、労働市場の引き締まりを受けて、全米で待遇改善を求める動きが広がっていることがある。8月に労組結成の採決を求める申し立てを行った従業員にとっては勝利だ。労組が結成されれば、会社と直接交渉する手だてを確保できる。一方、労組結成に反対するよう呼びかけていたスターバックスにとっては痛手となる。投票を監督する立場にある米労働関係委員会(NLRB)によると、バッファローでは計3店舗で投票が行われ、最初の店舗は賛成19人、反対8人と、賛成多数で労組結成が承認された。