「今の会社で働き続けていいのかな?」「でも、転職するのは怖いな……」。働き方が大きく変わるなか、そんな悩みを抱える人は多いだろう。高卒から、30歳で年収1000万円超という驚きの経歴をもつ山下良輔さんは、そんな「転職迷子」たちから圧倒的な支持を得ている。山下さんは初の著書『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』で、自らの転職経験を全て公開している。
その戦略は「外資系やコンサル業界は、学歴エリートでなくても入れる」「職歴に一貫性はなくてもいい」など、これまでの「転職の常識」を塗り替えるものばかりだ。どうしたら人生を変える転職ができるのか、どうしたらいい会社選びができるのか。この連載では本書より一部を特別に公開する。

頭がいい人と悪い人「見た目で意識していること」の差Photo: Adobe Stock

「肌が荒れていないか」は清潔感を底上げする、とても大事な要素です。男性の場合、眉毛と同様「皆何もしていないのがあたり前」の領域なので、やったらやっただけプラスがあります。他の人との差別化もできます。

 僕も群馬のスバルの工場時代は乾燥で肌がカサカサなのにニキビもできるという最悪のコンディションでしたが、ありとあらゆる商品を試した成果で、今ではすっかりトラブルを克服できました。

 最近は年上のクライアントさんから「山下さんは肌きれいだね~」と褒めてもらえることもよくあります。僕が美容に気をつかっていることを相手が知っていて、話題のきっかけにしていただけることも増えました。趣味などは話さないとわかりませんが、「肌」はコミュニケーションのきっかけにもなるので、気をつかっていてよかったなと感じています。

 ただ、僕が「スキンケアに気をつかおう!」というと、すぐに効果を出したい人や肌のトラブルに困っている人ほど突然超高額な化粧水や、美容ケアグッズを買ってしまう傾向にある気がします。僕は、むやみな投資(浪費!)には反対です。

 肌のトラブルで気になっていることがあったら(あるいは直近ではそんなになくても)僕は皮膚科に行くことを強くおすすめします。

 意外と知られていないことですが、肌のちょっとしたトラブルは、風邪やけがと同じように、保険診療を受けることができます。ニキビや肌の乾燥が気になるといった悩みでも受診は可能。いわゆる美容クリニックではなく、街中にある「普通の」皮膚科で、きちんとした治療を行ってもらえます。

 皮膚科では、治療とは別に、医師から正しいケアの方法を聞くこともできます。プロから定期的にアドバイスを受けられるのは本当にありがたくて、僕も先生に「自分の肌に合った日常のケアの仕方」を相談しては、それを実践しています。

 例えば

・脂が足りていないのか/多すぎるのか
・水分が足りていないのか/多すぎるのか
・ニキビを防ぐケアの方法
・日々のスキンケア商品の選び方
・食事や生活で注意すべきこと

 など、自分の「肌のタイプ」を一度分析してもらって、そのアドバイスに沿ったスキンケア商品や薬などを買ったほうがいいと思います。もちろん、症状に合わせて先生が薬を処方してくれることもあります。

 逆に、SNSや周りの人が「いい」といっているものでも、自分に合わなければ意味がありません。僕が本書に載せたスキンケア商品なども、あくまで「僕に合うもの」だということを、忘れないでください。