米電子取引大手シタデル・セキュリティーズは初めて外部から出資を受けることになった。ヘッジファンド業界の著名投資家ケン・グリフィン氏が過半数株式を握る同社は、この取引で220億ドル(約2兆5000億円)前後と評価される見通しだ。ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタルと暗号資産(仮想通貨)投資のパラダイムがシタデル・セキュリティーズに11億5000万ドルを出資することで合意した。シタデル・セキュリティーズがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に明かした。同社は取締役会にセコイアのパートナー、アルフレッド・リン氏を迎え入れる。シタデル・セキュリティーズはグリフィン氏の富の源泉であるヘッジファンド、シタデルとは別に運用されている。2002年創業のシタデル・セキュリティーズは株式、オプション、先物、債券などの資産を取り扱う取引の世界大手に成長した。同社のウェブサイトによると、米株式市場の1日の出来高の約27%を扱っている。その大半をロビンフッド・マーケッツのようなオンライン証券の取引の処理で得ている。
電子取引シタデル・セキュリティーズ、初の外部出資受け入れ
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