「公式ルート」は目安に過ぎない
志望企業によってルートはさまざま

 図表の「公式ルート」とは、政府が要請し各方面が目安としているスケジュールにすぎない。

 いまや、就活スケジュール(カレンダー)にはさまざまなパターンがある。

 たとえば、外資系コンサルやIT系ベンチャーでは長期・有給のインターンシップを行い、めぼしい学生を「ジョブ型採用」で即戦力として獲得するケースが多い。

 最近は秋採用や通年採用など別のパターンを採る企業も出てきており“まだら模様”が顕在化してきている。

 図表ではデザイン上、「通年採用ルート」の期間を1年間=12ヵ月の幅で表しているが、実際には業種・企業によってかなり異なる。通年採用といっても、公式ルートが始まる3月に合わせて、あるいは公式ルートが一段落する6月以降に活動を始める企業が多いようだ。

 就活生とその親には、志望する企業がどのパターンで採用を行うのか、早めの情報収集とともに、単なる横並びではない自分なりの行動が求められる。