立ち姿を美しく見せる「Xの錯覚」と「片足重心」

(1)スッキリ「足クロス」

 立ち姿で「見た目マイナス2kg」を実現するのはとても簡単。片足を前に出してクロスさせるだけです。

ダイエット不要、ウォーキングだけで「見た目マイナス2kg」になる方法「足クロス」

 たったこれだけで、目の錯覚によって体が縦長に見えるのです。大切なのは脚がX形に見えるよう意識すること。

 鏡で後ろ姿をチェックすれば、お尻もきゅっと小さく見えることがわかるはずです。

 さらに、このポーズをとるときに内ももをしっかり意識すれば、ももの内側の筋肉・内転筋を刺激することができます。

 内転筋は骨盤を安定させるはたらきがあります。骨盤が安定すると、下腹にも力が入り、ぽっこりおなかも引っ込めてくれるんです。

 そのうえ、足をクロスしながら、お尻の穴に力を入れると小尻&ヒップアップ効果もねらえます。

 一石何鳥にもなる「足クロス」。私は信号が赤になったら、このポーズを習慣化するよう勧めています。

 前に出す足の左右は、順番に変更してくださいね。

(2) 脚長・美脚をかなえる「片足重心」

 立ち姿がだらしなく見え、損をしている人は意外と多いものです。その代表が間違った「休め」の姿勢。左右どちらかの足に重心をかけ、もう片方の足を投げ出して体全体が「くの字」になっています。

ダイエット不要、ウォーキングだけで「見た目マイナス2kg」になる方法片足重心

 重心を片側にかけすぎているため、腰骨が大きく張り出して、だらしなく太って見えてしまうのです。

 それだけでなく、からだのゆがみを助長する原因にもなります。すらりとやせて見える「休め」は、同じ「片足重心」でも、重心側の足のベクトルを上方向に意識することで成り立ちます。

 このとき、ひざとつま先の向きをそろえると、脚長&美脚に見えるメリットも。

 内股やガニ股になりがちな人は要注意。鏡を見て、ひざとつま先の向きをそろえる姿勢を体に覚えさせてください。