親子で就活を乗り越え内定を勝ち取るための3カ条、我究館の館長が伝授!今からでも間に合う。内定を勝ち取るための心得を就活のエキスパートが伝授する(写真はイメージです) Photo:PIXTA

*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)『息子・娘を入れたい会社2022』の「親子の連携で勝ち取る!内定獲得の必須スキル」を転載したものです。

この春から就活に動き出した学生は、何をしたらいいのか?そして親にできることはあるのか?大人気就活本『絶対内定』シリーズでおなじみ、毎年約200人の学生が受講するキャリアデザインスクールの我究館の館長、藤本健司氏が、内定を勝ち取る秘訣を徹底解説する。(取材/奥田由意)

――コロナ禍での就活が続いていますが、採用は減っているのでしょうか?

親子で就活を乗り越え内定を勝ち取るための3カ条、我究館の館長が伝授!藤本 健司(ふじもと・けんじ)
我究館館長。千葉大学卒業後、毎日コムネットを経て、青年海外協力隊としてケニア共和国で児童福祉施設での情操教育やカウンセリングに携わる。2016年より(株)ジャパンビジネスラボに参画、我究館コーチとして学生をサポート。共著に『絶対内定 エントリーシート・履歴書』など。
Photo by Masato Kato

 21年卒はコロナの影響が直撃した年度で、企業もオンライン化に即応できなかったり、先行きの不透明感があったりしたことから、採用人数が一時的に減ったところもありました。

 その後、ワクチンの接種率も上がり、ひところの最悪期を脱した企業も増えてきたことから、採用人数は22、23年卒と、回復傾向にあります。

 コロナ禍でまだ先が見えない状況ではありますが、就職氷河期に採用を絞り、「世代の空白」ができてしまった反省を踏まえて、企業は毎年最低限の人数は採用したいと考えているようです。

「ぼっち就活」は注意
学生間で情報格差も

 例年、有名大学の学生などで、周囲が優秀で、先輩も問題なく就職できているため、なんとかなるだろうと「なめて」いて、1回目の就活で失敗するケースもよく見かけましたが、この1年はコロナ禍で、例年より危機感を持つ学生が増えています。

 私たちが運営する「我究館」へ、コロナ禍の前は、大学3年の12〜1月あたりに「今からでも就活は間に合いますか?」とお問い合わせをいただくことが多かったのですが、今年は夏休み前後から聞かれるようになりました。