◆「ストレスフリー」になるための習慣
◇人間関係を「更新」する

 いまを楽しみ、充実させるために、余計なストレスは排除すべきだ。悪いストレスを放っておくと、パフォーマンスが下がってしまう。

 社会人にとって最大のストレス源は人間関係だそうだ。人間関係のストレスを排除する手段はただ1つ、面倒な人間関係は捨ててしまうことである。

「それができれば苦労しない」「いろいろしがらみがあるから」と思う人もいるかもしれない。心配するのも無理はないが、だいじょうぶだ。なにか不利益を被ったとしても、それはべつのだれかが埋め合わせてくれる。そのだれかと出会うために、わずらわしい人間関係は捨ててしまおう。

◇SNSと向き合うスタンスを「固定」する

 あなたはSNSとどうつき合っているだろうか。SNSを通じたコミュニケーションにストレスを感じているかもしれない。

 SNSの使用を一定期間断つことで精神衛生の改善を図ろうとする「デジタルデトックス」を推奨する人もいるが、著者はけっしておすすめしない。なぜなら、加速するデジタル社会において、SNSを避けて通ることはできないからだ。SNSを手放すことは大きな損失につながりかねない。

 SNSに関する問題を解決するうえで大切なのは、「使う」「使わない」ではない。「どう使うか」、つまりどうリスクヘッジすべきかである。「しつこくからんでくる相手はブロックする」「目に余る言葉を投げつけられたら警察に被害届を出す」などといったように、あなたのスタンスをはっきりさせておこう。SNSに向き合うスタンスを固定し、いやなことがあったら機械的に処理していくことが、SNSとストレスなくつき合うコツだ。