最強のゴルフ#4Photo:studio marble/gettyimages

年収が高いからゴルフがうまいのか。ゴルフがうまいから年収が高いのか。特集『最強のゴルフ ビジネス・人脈に効く!』(全12回)の#4では、ゴルフと年収を巡る果てしない論争について、「サラリーマンゴルファーの甲子園」と呼ばれる全国大会からゴルフの実力と年収の相関関係に迫る。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)

ゴルフがうまいやつは仕事もできる?
仕事ができるなら年収も高い?

 本特集#2『「キットカットとゴルフの意外な関係」元ネスレ社長・高岡浩三氏がマーケティングの裏側を告白』で、高岡氏が語ったように、ゴルフとビジネスは非常に関係が深い。

 例えば、グリーンにあるピンの位置から、逆算してコースマネジメントを立てるゴルフの考え方は、ビジネスとも親和性が高い。

 ゴルフはビジネスにおいて、顧客らとの距離を縮める最強のコミュニケーションツールだ。ゴルフを通じて不思議な人脈が広がり、新たなビジネスチャンスにつながることもある。(本特集#1『柳井正、孫正義、鈴木敏文…華麗なる「ゴルフ×財界人」の実名人脈図を大公開!』参照)

 ならば、ゴルフがうまいビジネスパーソンは、仕事もできるといえるのか。仕事ができるということは、年収も高いのではないか。くだらないと笑われそうだが、そんな疑問が浮かんだ。

 弊編集部で「そもそも金がある人がゴルフをするんじゃないの?」と突っ込まれた。まさしく、その通りかもしれない。

 それでも気になる。ゴルフがうまいから年収が高いのか、年収が高いからゴルフがうまいのか。

 ゴルフの実力と年収の関係を探る手だてはないかと調べていると、その指標になり得るゴルフの全国大会を見つけた。「サラリーマンゴルファーの甲子園」と呼ばれる「日経カップ企業対抗ゴルフ選手権」と「全日本企業対抗ゴルフトーナメント リクルートCUP」だ。

 早速、両大会の上位入賞企業をチェック。その企業の有価証券報告書をめくって、平均年収を調べてみると――。

 次ページでは、日経カップとリクルートCUPの過去5大会のトップ10入り企業と、その企業の平均年収をリストアップした表を公開する。少ない練習時間でゴルフを極めた、ある商社マンの上達術も紹介する。