関東七倶楽部の一つで開場100周年を迎えた程ヶ谷カントリー倶楽部の取材に、ダイヤモンド編集部が国内メディアで初めて成功した。特集『最強のゴルフ ビジネス・人脈に効く!』(全12回)の#8では、ベールに包まれた名門ゴルフ倶楽部の知られざる内実をレポートし、同倶楽部の浜口勝郎理事長のインタビューもお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
「ゴルフ人生を左右する」と脅され
ラウンド前日は緊張で眠れず
記者がゴルフ場でプレーするのは、せいぜい年間に5~6回程度だ。由緒正しい家柄の育ちでもないごく普通の37歳のサラリーマン。ホームコースなど持っているはずもなく、ビジターとして平均的なゴルフ場でラウンドを楽しんでいる。
ゴルフが大好きで、たいていラウンド前日は、翌日に遠足を控えてワクワクする少年のように興奮して眠れない。しかし、今回ばかりは緊張し過ぎてほぼ一睡もできなかった。
関東七倶楽部の一つである超名門ゴルフ場、程ヶ谷カントリー倶楽部への取材が許された。実際にプレーをして、名門ゴルフ倶楽部の全貌にも迫るのが狙いだ。
同じ組で回るのは、浜口勝郎理事長、中山恒博常務理事、近藤勇樹理事の程ヶ谷カントリー倶楽部理事会メンバー3人。そんな重鎮に囲まれてプレーすることを考えれば、いや応なしに緊張する。
今回の特集取材の過程で、同じ関東七倶楽部である霞ヶ関カンツリー倶楽部や東京ゴルフ倶楽部のメンバーに、程ヶ谷カントリー倶楽部でプレーする話題を振ってみた。
すると「振る舞いに気を付けないと、堀内くんの評判は一発で広まる。今後のゴルフ人生を左右するね」と、冗談とも本気ともつかない様子で脅された。やはり、慎重に慎重を期してラウンドに臨む必要がありそうだ。
そして程ヶ谷カントリー倶楽部でラウンド経験のある人から徹底的に情報収集した上で3月30日、私は自慢の愛車……ではなくレンタカーで程ヶ谷カントリー倶楽部に乗り込んだのだった。
次ページからは、程ヶ谷カントリー倶楽部の潜入レポートと同倶楽部の浜口理事長へのインタビューをお届けする。