倉木 大学までは放任主義だったのですが、就活開始と同時にいろいろと手助けをしてくれるようになりました。

「ここを受けなさい」とは言われませんが、母に「状況を知りたいからエントリーシートは全部、私にも送ってね」と言われました。また、私が生まれてから現在までの印象的なエピソードが網羅的に記述されたファイルが、自己分析用に送られてきたこともありました。これらは干渉とは感じず、協力への感謝の念が大きいです。

秋山 今のお話で、応援や協力と、干渉はちがうんだなと思いました。母に「大企業にしなさい」と言われて、干渉されている気持ちになり少し嫌でしたね。父の勤務先が気になる業界なので、父に会社の話を何度か聞いたことはありますが、それ以外はあまり話しません。

――会社選びのポイントは?

秋山 自分をさらけ出し、力を発揮し、成長できるか。そのために会社や社員の雰囲気が自分に合うかどうか。また、業態に納得できるかどうかも重要です。何か引っかかりがあると、自分の選択に自信が持てなくなりそうなので。

倉木 企業が長く続きそうかどうかというのは、よく考えます。定年まで同期と一緒にがんばるという働き方にあこがれているので。

社風は将来の自分の姿
とても重視している

入間 「慶應っぽい」など「校風」というのがありますよね。それと同様にその会社に何年かいることで自然に身につくものが「社風」だとすれば、「社風」=「何年後かになりたい自分の姿」なので、社風はとても重要視します。

白河 伝統的な日本企業よりは、外資系のカルチャーのほうが自分の望む働き方ができそうだと思っています。これまで親は何でも任せてくれてきたので、ルールで厳格に縛られるより、自分の責任と裁量で目標を立ててチームでがんばることのできる企業がいいです。「私はこういう経験をして、こういうことができる」と自信を持って言えるような仕事をしたいです。