――大学やそれ以外の友人と就活について話したりしますか?
秋山 受けている業界を言うだけで企業名は言いません。「インターンにいくつ参加した」「こういうことで悩んでいる」など、ちょっとした相談はします。
尾上 親しい友人たちには全部話しますが、大学の友人は会う回数が減っていることもあり、お互い負担にならない程度の話にとどめています。
倉木 「インターンに落ちた」というような自分のだめな話は大学の友人にもしやすいのですが、「受かった」「こういう成長ができた」という話は親しい友人たちにしか言えません。マウントの取り合いになりそうなのが心配で。
就活に関して親との
コミュニケーションはまちまち
――就活に関して親とコミュニケーションを取りますか?
入間 親からは何も聞かれません。私から話すと「がんばって」とだけ言ってくれます。基本は子に任せ、本当に大変な時だけ助けてくれるというスタンスです。毎日、LINEで他愛のない報告はしています。「お味噌汁つくったよ」とか(笑)。
白河 母は亡く父子家庭です。実家が遠くあまり帰れないので、毎日LINEをして、週1回は電話します。「つらいよ」と相談をすると、私の気の済むまで話を聞いてくれます。具体的な企業や業界の話はまったくしませんし、どこを受けなさいとも言われません。
以前、東京への大学進学だけは、さみしくなるからと大反対されましたが、大学3年間の「自立」の実績を認めてくれて、就職は世界中どこでも行きたいところへ行きなさいと応援してくれます。
尾上 いろいろと言われるので、あまり親と話さないようにしています。親に「就活大丈夫?」と過度に心配されると、「信頼されていないのでは」と自信を失ってしまうかもしれませんし、逆に、過剰に期待されるとプレッシャーになりそうです。
ただ、自己分析で親との関係を振り返ってみて、私を大事に思ってくれているからこそいろいろと言うのかなと、親の行動を少し客観的に見られるようになりました。