リズベス・マルティネスさん(21)は、実家のある米テキサス州カクタス近郊に家を購入しようと動き出してすぐに、不動産サイトを見る多くの米国民と同じ状況に陥った。手頃な物件がほとんど見当たらないのだ。「物件はほとんど売りに出ておらず、出ていたとしても私の希望価格帯からはかけ離れている」とマルティネスさんは言う。探し始めてから数カ月後、マルティネスさんは意外な物件提供者を見つけた。雇用主だ。マルティネスさんは米食肉加工大手JBS USAホールディングスのカクタス工場で経理の仕事をしている。この夏の終わりに、ベッドルームが3部屋ある新居を約18万ドル(約2300万円)で購入する予定だ。JBSが手頃な住宅を各都市で提供することを目指したプログラムの一環だ。
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