西村康稔元大臣の「世界美人図鑑」に批判殺到、ネット民もドン引きの理由4月11日、自民党経済成長戦略本部の会合であいさつする西村康稔座長 Photo:JIJI

自民党議員が自身の公式サイトで、国内外で撮影した女性の写真をアップし「世界美人図鑑」と名付けていたことが明らかになった。中には撮影許可を取っていないように思われる画像もあり、ネット上で物議を醸している。(フリーライター 鎌田和歌)

「世界美人図鑑」どんな内容だった?

 先日、『ミスコン廃止に「ハゲ」発言はセクハラ認定…ルッキズム議論の終着点は?』を書いたばかりだが、またしてもこんな話がネット上で話題になっている。

 5月末、とあるツイッターユーザーが「ある自民党の某議員」についての指摘を行った。この議員は自身の公式サイトで「世界美人図鑑」(場合によっては世界各国美人図鑑になっていた)を載せているというのだ。続くツイートでは、この議員がどのような「美人画像」をサイトに掲載していたかが、モザイク付きで紹介された。一連のツイートは1700以上リツイートされ、引用リツイートでは批判の声が多い。

 実際にサイトで公開された際にはモザイクはなく、女性たちの顔がわかる状態だった。また、撮影許可を取っているのか判然としない画像も含まれていた。議員は自身のサイトに日常のさまざまな場面で撮影した画像をアップするコーナーを設けており、その内の一つが「世界美人図鑑」だった。

 この議員とは、前経済再生担当相の西村康稔議員。現在は自民党の選対委員長代行やコロナ対策本部長を務めている。

 一体どんな写真をアップしていたのか。ネット上での「暗黙のルール」とは何か、見ていこう。