土下座する男性写真はイメージです Photo:PIXTA

遊覧船沈没事故から2カ月
運航会社は事業停止に

 14人が死亡し、12人がいまだ行方不明の知床遊覧船の沈没事故から約2カ月。国交省は6月16日に遊覧船の運航会社の事業認可を取り消す異例の処分を行った。

 今後は刑事責任がどのように問われるかだが、「世間」の批判は、事故の4日後、記者会見した運航会社の社長が土下座で謝罪した時点がピークで、それで“一件落着”したかのような空気もなくはない。

 不祥事や事故などが起きると、土下座で謝罪が繰り返されるのはなぜなのか。

 これには日本特有の背景がある。