毎年、おびえる子どもの夏休み
おかず作り置きが「救世主」に

 若田さんは、都内の広告代理店に勤務するアートディレクター。同じく都内に職場がある夫と小学6年生の長女、小学2年生の長男の4人家族だ。以前は夫婦ともに毎日オフィスへ通勤していたが、コロナ禍で在宅ワークが増え、現在も通勤は週に1~2度だと話す。

――世の中の多くの親が、子どもの夏休みに頭を抱えていますが、若田さんはどうですか?

 毎年、ママ友と「ああ、今年も夏休みが来るね…」っておびえています(笑)。外遊びさせたくても最近の猛暑では熱中症が心配ですし、長男は小2でまだ一人では外に出せません。家で過ごす場合は夫婦どちらかが子どもの相手をしないといけないし、外に遊びに連れて行くと、それだけで一日が終わってしまう。自分だけなら昼食もていねいに作る必要はないけれど、子どもがいればそうはいきませんしね。本当に大変です。

 だから、タスカジの料理サービスは本当に、私にとっては「救世主」(笑)。隔週一回お願いしているのですが、リクエストした2~3品を含めて、1週間分のおかずを作り置きしてくださるので、夏休みは特に重宝しています。

共働き世帯「子どもの夏休み問題」に光明、家事代行フル活用の家庭に密着スタート時に冷蔵庫の中で使って欲しい食材やリクエストのメニューなど要件を伝えたら、タスカジさんが食材を見てその場でメニューを組み立ててくれる Photo:taskaji
共働き世帯「子どもの夏休み問題」に光明、家事代行フル活用の家庭に密着この日は、ナスの揚げ浸し、夏野菜のラタトゥイユ、ゴーヤーの肉詰めフライ、トンカツ、ゴーヤーのつくだ煮、カボチャの煮物2種…他にも盛りだくさん!おいしくていつもあっという間に食べ尽くしてしまうのだとか Photo:taskaji

――利用は具体的にどんな流れなのですか?利用費や食材費はどれくらいですか?

 利用費は、1回7380円プラス交通費です。かれこれ7年もお付き合いしているので、タスカジさんが設定されている通常料金より少しだけ下げてもらっています。食材費は決めておらず、私が前日に肉や野菜をいろいろ買っておくのですが、1回7000円くらい。

 利用当日は、スタート時に冷蔵庫の中で使ってほしい食材とかリクエストのメニューなど要件を伝えたら、私は自室に戻って仕事をしています。後はタスカジさんが、食材を見てその場でメニューを組み立ててくれます。プロでもあり主婦の先輩でもあるので、ほとんどお任せです。

 夏休み中は、お昼ごはんや塾のお弁当にも活用できるように、子どもの好きなメニューを意識してリクエストしています。揚げ物やハンバーグ系、丼になりそうなガパオやドライカレーが定番ですかね。

――家族の評判はどうですか?

 大好評ですね。プロが作ってくれるだけあって、料理の知識やレパートリーが私とは違います。似たようなメニューでもエスニックや中華、和風でもありきたりではない味付けをしてくれて、バリエーションがすごく幅広い。子どもたちも喜んでいて、タスカジさんが作ってくれる味が「我が家の味」になりつつあります(笑)。

――家事代行は家計に余裕のあるお宅が使うイメージもあります、高くはないですか?

 家族4人の夕食でテイクアウトを買う、あるいは外食すると、5000円以上かかることも多いです。それが家事代行で、1週間分のおかずを作ってもらう費用を1日分で割ると、1回の夕食作り費用がだいたい1000円、プラス材料費なので、全く高くないと思っています。

 ネットスーパーや生協もよく使います。送料がかかりますが300円くらいですし、買い物に行く時間や自分で運ぶ手間がなくなるのを考えれば、コスパは良いのでは。