たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築する。現在は予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出す。本書『逆転合格90日プログラム』は、短期間で実力を上げる高速学習法をまとめたものだ。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

勉強が絶対続く「最強の学習計画」とは?Photo: Adobe Stock

勉強計画は1週間単位が超オススメ! なぜ?

 勉強計画は、1週間単位で考えるのがオススメです。

 長年の経験上、1週間単位の勉強計画が「計画倒れしにくく、もっとも具体的に計画を立てられるから」です。

 1日ごとの勉強計画を作ると、まず間違いなく破綻します。1日たりとも誤差を許さない勉強を要求されるからです。一方で、1ヵ月単位の勉強計画を作ると、これも間違いなく挫折します。「今日は勉強しなくていいや」の連続になります。結果、「2週間経ったけど、勉強は予定の20%ぐらいしか終わっていない」という状況になりがちです。

 でも1週間単位の勉強計画だと、「今日は数学のやる気が出ないから、英語をやる。明日の分の英語を今日やって、翌日に今日の分の数学をやろう」といった融通が利きます。事実、人間は「自分で自分をコントロールできている」という実感を持った状態で努力することが重要だと実証されています。

 計画倒れを防ぎ、継続して勉強するために、下記のように勉強量を調整することを推奨しています。

【月曜日】
勉強量100

【火曜日】
勉強量100

【水曜日】
勉強量75(三日坊主を許容して、少なめに)

【木曜日】
勉強量100

【金曜日】
勉強量100

【土曜日】
勉強量75(復習中心で負荷を軽く)

【日曜日】
勉強量0(完全OFF。しっかり休む)

 土曜日は新しいことをやってもいいですが、復習や借金返済(月曜日から金曜日までにやりきれなかった課題の消化)を重視します。つまり「やりたかったけど、やれなかった勉強」を終わらせるようにします。

「結局やりたかったけど、やれなかった」のは心理的によくありません。「アレもやれなかった」「コレもやれなかった」「もうダメだ」と、どんどん自信を失ってしまいます。そこで、土曜日は新規の勉強をするよりも、基本的には復習や課題を消化することに全力を尽くします。

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)