探偵が行う人捜しとは、“特定の対象者が居住する、または出入りする場所などの確認”を行う調査のことです。依頼内容や対象者に関する情報の質や量、調査期間、難易度や必要人員数によって、調査方法や料金は異なります。中でも相談が多い人捜しは、初恋の人や旧友、恩人の所在調査、交際相手や配偶者の浮気相手の住所調査、失踪者や家出人の行方調査などです。

人捜し調査依頼を受けられる内容と、受けられない内容

 人捜しや行方調査は依頼の内容や背景によって調査ができないこともあります。探偵業では「調査対象者の平穏を害し、個人の権利や利益を侵害することがないようにしなければならない」と定められています。

 調査対象者のプライバシーの侵害になる可能性や、ストーカー行為を目的としているなど、事件性を帯びた依頼は基本的に受けることができません。例えば、初恋の人を捜したいという内容では、依頼者の意図によっては違法行為になってしまう可能性があるので注意が必要です。

 もしかしたら自分自身で良かれと思っていることも、対象者には不利益になることも有り得ます。

 具体的に調査を受けられる内容と、受けられない内容を挙げます。

依頼を受けられる内容
・家出や失踪した子ども/配偶者捜し
・事件に巻き込まれた可能性のある緊急の人捜し
・遺産相続人捜し
・借金などの金銭トラブルがあった債権者捜し
・初恋の人捜し(相談内容による)
・昔の友人や恩師捜し
・地主捜し

依頼を受けられない内容
・DV疑いのある夫婦・パートナー・恋人の場合
・接近禁止令が出ている夫婦・パートナー・恋人の場合
・異性へのストーカー目的の場合
・マッチングアプリなどのネット上で知り合った人を捜したい
・反社関連の人捜し
・差別目的の人捜し

 もしあなたが抱えている悩みが、自分では解決できない状況や、依頼してよいのか判断に困った時は、探偵に問い合わせてみてください。