直感力を伸ばすには
訓練が必要
小宮コンサルタンツ代表
経営者は、会社の方向性を決定する最高の意思決定者です。ときには直感に頼った素早い意思決定を迫られる場面もありますが、その直感が当たるか外れるかは、修練の深さによります。
私の愛読書でもある松下幸之助さんの『道をひらく』には、「カンというと、一般的には何となく非科学的で、あいまいなもののように思われるけれども、修練に修練を積み重ねたところから生まれるカンというものは、科学でも及ばぬほどの正確性、的確性を持っているのである」と書かれていますが、その通りだと思います。
直感には勉強していない人の直感と勉強している人の直感の二通りがあり、十分に勉強している人の直感は100%とはいいませんが、当たる確率は高い。勉強していない人の直感は当たったとしてもまぐれ。彼らの直感は多くの場合、役に立ちません。
直感力を磨き、意思決定力を高めるために、私はセミナーなどを通じて、経営者の皆さんに「三つの勉強」をしてくださいとお願いしています。