仕事ができる“解像度が高い”人はやっている「分解思考」とは分解して考えれば解像度が上がり、問題点を明確にしたり、本当に必要な課題を見つけたりすることができる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

おすすめポイント

 突然上司に「売上を2倍にして」と言われたら、あなたはどうするだろうか。

 いきなりそんな漠然としたことを言われても、どうしたらいいかわからず、途方に暮れてしまう。とにかく売ればいいんだろうと、がむしゃらに頑張ろうとするかもしれない。

 では、「売上」の要素を冷静に考えてみよう。「売上」は、「客単価×顧客数」に分解できる。ならば、客単価か顧客数のどちらかを2倍にすれば、売上2倍を達成できることになる。「売上を2倍にして」では問題が大きすぎて具体的に考えにくいが、「客単価を2倍にする方法を考えよう」ならば、なんとかなりそうだ。

 以上が、本書『小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考』の主張する「分解思考」の基本だ。分解思考は、大きすぎる塊を小さな要素に分解する思考法である。物事がどのような要素によって成立しているかを分解して考えることで、どこに問題があるのかがはっきりし、今すべきことが明らかになるのだというのが著者の主張だ。

 分解思考はシンプルだ。大きな塊を、小さく分けて考える。これだけだ。たったこれだけのシンプルな方法だからこそ、あらゆる問題に応用できる。本書では分解思考をビジネスで利用する方法のほか、自分自身のキャリア形成を考えるためにも応用する方法が指南されている。