バイオテクノロジー企業の快走は終わった。  米国のバイオテック企業はこの10年間、細胞治療や遺伝子編集、メッセンジャーRNA(mRNA)といった新技術に対する期待や潤沢な資金に支えられ急成長を続けてきた。  ところが最近は業界で大規模な人員削減が続き、一部は事業閉鎖を迫られた。新規株式公開(IPO)は低迷し、バイオテック企業を対象とする上場投資信託(ETF)は急落している。  ジェフリーズのアナリスト、マイケル・イー氏はバイオテック企業の2極化が進んでいると指摘。