国会を改革したいのなら
国会へ出てきてモノを言うべき

――ガーシー氏が、「ハゲ散らかしたムネオハウス」などと鈴木議員を揶揄する発言を繰り返しています。受け止めを教えてください。

 私個人が何を言われても、私はまったく気にしない。同じ土俵には乗らない。国民から選ばれた国会議員は特別な地位を付与されている。あわせて、当選した議員は国会が開会されると登院するという義務がある。当選してから3回目の国会にもかかわらず出てこない。これはやはり由々しき事態だ。民主主義は規則を守ってはじめて成り立つ。

――「国会へ行かないと公約していた」と主張するガーシー氏の処分はどうなりますか。

 国会には国会のルールがある。国会法124条に基づいて、粛々と進める。懲罰委員会に付託された以上はなにがしかの懲罰は受けざるを得ない。問題があるから懲罰委員会が開かれているので、懲罰なしということにはならない。

 懲罰には4段階(議場での戒告、議場での陳謝、一定期間の登院停止、除名)ある。議場での戒告も、議場での陳謝も、本人がいないから意味がない。陳謝は、本人がつくったものではなく、懲罰委員会がつくったものを読み上げる屈辱的なものだ。委員会で弁明の機会があるが、NHK党は浜田聡参議院議員に代読させるつもりらしい。3つ目は、登院停止。これも本人が外国にいるので、意味がない。

 戒告も、陳謝も、登院停止も、本人が議場にいれば意味があるけれども、いないと意味がない。本人がどう出るかで、その時は次の処分に移ることになる。

――次の処分とは、除名ということですか。

 有権者から選ばれた議員の身分は重いのでここは丁寧に、慎重の上にも慎重に行うべきだ。2段階で処分が進むことになる。国会を改革したいのなら、国会へ出てきてモノを言うべきだ。

 ガーシー氏にとって審判の日が近づく。

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