――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米小売り大手ウォルマートは過去5年、電子商取引(EC)やアマゾン・ドット・コムに似た新事業の成長を優先するため利益率を犠牲にしてきた。今年はそれが実を結ぶ節目になる可能性がある。  同社は21日に2022年11月-23年1月期(第4四半期)決算を発表し、米既存店売上高が前年同期比8.3%増となったことを明らかにした。ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想(4.2%増)を上回る結果だ。純利益も76%増の63億ドルとアナリスト予想(13%増)を大幅に上回った。