女子の就職注目企業の傾向とは
新卒入社社員のクチコミも紹介
「女子学生が選ぶ、就職注目企業ランキング」のトップ3は、1位レバレジーズ、2位アクセンチュア、3位オープンハウスとなった。
女子学生が注目する企業には、どのような傾向があるのだろうか。
ランキングを見ると、女子学生と男子学生の注目する企業には大きな差が見られなかった。女子1位のレバレジーズは男子3位、2位のアクセンチュアは男子1位、4位のエヌ・ティ・ティ・データは男子2位となっている。
男女に共通する傾向として、女性や若手の成長環境が充実していることへの社員からの評価が高い企業がよく検索されている。たとえばIT・医療・人材分野のサービスで急成長中のレバレジーズは、グループの男女比が約5:5、リーダー職の6割が20代とフラットな組織が特徴で、ベンチャーの中では注目度が頭一つ抜けている。
また大手Sler(システムインテグレーター)のエヌ・ティ・ティ・データは、2020年度実績で管理職における女性社員の割合が18.1%、育休復帰率97.2%と女性活躍を推進。アクセンチュアなど大手コンサルティング各社も、働き方改革を通じて若手が働きやすい環境整備を進めている。
男子学生との違いで言えば、男子は総合電機など有形商材を扱うメーカーへの関心が高いのに対して、女子はレバレジーズ、クイック(6位)、リクルート(11位)、パーソルキャリア(16位)といった、人材関連サービスなどの無形商材を扱う企業への関心が高いのが特徴だ。顧客のキャリアアップをサポートする仕事にやり甲斐を感じる女性も多い。これらの企業の社員クチコミをいくつか紹介しよう(原文ママ)。
「自分の行動から、企業の成長に携われたり、転職者の人生を変えられることにはやりがいを感じられる」(コンサルタント、女性、クイック)
「自身のキャリアについて悩んでいる方や、現状を改善したい方、キャリアアップを目指す方など様々な顧客にとってベストな選択を届けられた時や、転職活動を終えるまでの過程で何らかの形でサポートした折に感謝された際は働きがいを感じる」(キャリアコンサルタント、女性、パーソルキャリア)
学生たちが興味を持つのは、必ずしも大企業・有名企業ばかりではない。注目される企業には理由がある。企業選びに迷っている学生は、こうした口コミも参考にするといいだろう。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)