心得2 球はできるだけ浮かさない

 球を浮かさないというのは、なるべく低く、転がる球を打つということ。ティショットでも必要以上に高い球を打とうとせず、フェアウェイからはハーフトップめの低い球を心がける。これが大切です。

 これにはいくつかの理由があります。まず球を浮かそう、高い球を打とうとすると「すくい打ち」や「あおり打ち」になり、ヘッドが下から入ってしまいやすくなります。するとボールの手前を大きくダフったり、球が曲がったりする原因になるので、それを防ぐという意味があるのです。

心得3 危険な“ワナ”は徹底的に避ける

 池やOBなど、そこに打ってしまうとペナルティのついてしまうワナはもちろんですが、一度はまるとスコアを崩しやすいバンカー、深い林や崖などは、「やりすぎだろ!」と突っ込まれるくらい徹底的に避ける努力をしてください。

 もちろん、どんなに努力してもそれらのワナを完全に避けることはできません。でも、避ける努力だけはしてほしいのです。そのためには、ティグラウンドに立ったらコース図やコースガイドを見て、それらのワナがあるかないかを必ずチェックするクセをつけることが大切です。

 そして、ワナがあったときには、自分なりに「どうしたらワナを避けられるのか」を必死に考えてください。

心得4 絶対にカップをオーバーさせない

 これはショットだけではありません。アプローチもパットも、すべてカップをオーバーさせないように意識して攻めるのです。

 これにはさまざまな意味があります。まず、カップをオーバーすると難しいアプローチやパッティングが残ってしまいます。日本のゴルフコースの場合、受けている(奥から手前にかけて傾斜している)グリーンがほとんど。つまり、グリーンをオーバーすれば下りのアプローチが、カップをオーバーすれば下りのパッティングが残ります。プロでさえ下りのアプローチやパッティングは残さないように攻めるのに、100を切れない皆さんがそれをピタリと寄せたり、入れたりするのは難しいはずです。