そして、この140文字を書く時に限らずビジネス文章も、良い文章、伝わる文章を書くためには心掛けねばならない心得が1つあります。

 それは「文字数を気にせず書いてから、文字数を意識して削る」こと。

 PowerPointでマス目に文字を書く。感覚的に30文字くらいだな!と思った時、殆どの人が30文字ピッタリを始めから狙う。「ぴったり書く」美学を振りかざしてくる。

 気持ちは分かりますよ。でもそれだと、文字数を気にして、言いたいメッセージを端折る。そして、最初に思いついたワーディング故に冗長になるということが自然と起きてしまいます。

 ですのでもう、ルール化しちゃいましょう。

 いっぱい書いて削る。2倍位の文字数で書いて、あとは無駄な文字を削っていく。

 こんなイメージが良いかと思います。これでめっちゃ濃くなりますよ。

文章は「書いて削る」クセを身につけたい。文章は「書いて削る」クセを身につけたい。 拡大画像表示

出席するなら何かしら発言を VS 未熟なのだから黙っておきます

 コンサル業界での不文律になっているのが、「発言しないなら出席すんな」。

 コンサルタント1年目はミーティングの度に胃がきりきりする原因の1つが、まさにこれでした。

「発言をしないならさぁ、出席しないでもらえる?」というお言葉。言い方は昭和感ありますが、この格言に込められた意図はビジネスパーソンとして本当に大事である。

他人事にするな。当事者意識を持て。

 会議で必ず一言話さなければならないとなると緊張感が増し、おのずと、そのミーティングの当事者になれる。これが最大の狙いです。