アニメーション映画の風景の面影を求めて
3つめの特集テーマは「アニメーション映画の風景の面影を求めて」。日本を代表するアニメーション映画であるスタジオジブリ作品の名作の数々は、どの風景にインスピレーションを受けたのか。スタジオジブリへのインタビューをした上で、作品を作る上で“参考にした場所”を紹介しています。インタビュー記事と合わせて読めば、新たな発見があるかもしれません。
場所だけでなく時間も旅できるのも映画の魅力
映画の魅力は、場所だけでなく時間も旅できる点にもあります。例えばアメリカのページで紹介している『ウエスト・サイド物語』は都市開発中のウエストサイド・マンハッタンが、ヨーロッパのページで掲載している『ベルリン・天使の詩』は東西に隔てられたベルリンが舞台となっていて、時代の経過とともに変化を遂げ、今では同じ景色は見られません。しかし、映画で当時の風景を知れば、その場所に刻まれた歴史を感じとることができるでしょう。戦争映画を見れば、マナーをもってその地を訪れようと思うかもしれません。そして、同時に今見ている風景は今しか見られないものかもしれないと、旅の一瞬一瞬を大切に思えるのではないでしょうか。この一冊が、より深く旅を楽しむための役に立ちますように。
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
※本記事は『地球の歩き方』からの転載記事です。