名古屋沸騰中 産業・教育・スポーツ#9Photo:PIXTA

東大合格者の多い中部地区の高校といえば、東海や旭丘、岡崎などが有名だ。しかし実は、1学年の生徒数が少ないにもかかわらず東大合格者を多数輩出している高校が存在する。「東大合格“率”」で見ると高校の序列に変化が表れるのだ。特集『名古屋沸騰中 産業・教育・スポーツ』(全11回)の#9では、各校のOB人脈にも触れながら序列上位校を紹介しよう。(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)

東大合格“率”では序列激変?
上位に躍り出る「意外な高校」とは

 中部地区の高校序列には、関東や関西とは大きく異なる特徴がある。“名門”とされる公立高校が比較的多く、公立高ブランドが確立されているのだ。

 例えば、愛知県の公立トップとされる旭丘高校や岡崎高校は、毎年数多くの東京大学合格者を輩出しており、中部エリア最高峰の名古屋大学にも数十人規模の合格者を出している。

 一方の私立では、東海高校や滝高校が名門とされ、多数の卒業生を東大に送り込んでいる。

 これが一般に知られている中部地区トップ校の顔触れだが、これらはあくまで東大合格者“数”の多い高校だ。

 実は、1学年の生徒数が少ないにもかかわらず東大合格者を多数輩出している「意外な高校」が存在する。東大合格“率”で見ると、高校の序列に変化が表れるのだ。

 次ページでは、各校のOB人脈にも触れながら序列上位校を紹介する。東大合格率が最も高い高校は、果たしてどこだろうか。