トヨタ 史上最強#予告Photo:Yasuko Aoki/amanaimagesRF/gettyimages

14年ぶりの社長交代が実現したトヨタ自動車がわが世の春を謳歌している。2024年3月期に、日本企業としては前人未到の営業利益3兆円を達成する見通し。豊田章男氏からバトンを渡された佐藤恒治社長率いる新政権は、上々の滑り出しを見せている。もっとも、トヨタの絶頂期が半導体不足の影響緩和と過去の遺産によってもたらされていることは明らかだ。新政権の下、トヨタは「EV(電気自動車)でも世界一」の野望をかなえることができるのか。特集『史上最強 トヨタ』では、新社長が挑む大変革の行方を、EV戦略、幹部人事、グループ統治、半導体調達戦略など多角的な視点から検証する。本特集は、8月28日(月)から9月10日までの全15回の予定でお届けする。

『週刊ダイヤモンド』2023年9月2日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

#1 8月28日(月)配信
トヨタ御曹司率いるソフト開発子会社“ウーブン”迷走!「社名変更」と「車載OS不調」の真相

トヨタ 史上最強#1写真提供=トヨタ自動車

 トヨタ自動車の変革の鍵を握る、気鋭のソフト開発子会社に不穏な気配が漂っている。トヨタの豊田章男会長と、同子会社幹部を務める長男、豊田大輔氏に隙間風が吹いているという。その内情に迫った。

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#2 8月28日(月)配信
トヨタが王者テスラを臆面もなく徹底模倣で追撃!新社長が描く「30年にEV逆転」計画の勝算

トヨタ 史上最強#2Photo:Bloomberg/gettyimages

 トヨタ自動車の佐藤恒治社長は矢継ぎ早に電気自動車(EV)戦略をぶち上げている。EVでもハイブリッド車で築いた黄金時代を築けるのか。出遅れたEV戦略の立て直しが始まった。

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#3 8月29日(火)配信
デンソーが仕掛ける「パワー半導体再編劇」、ローム・東芝に対抗する“新連合構想”判明!

トヨタ 史上最強#3Photo:AFP=JIJI

 トヨタ自働車グループのデンソーは、EV時代に不足が見込まれる次世代パワー半導体の生産能力を確保するため、半導体産業の再編を自ら仕掛けて連合体を形成しようとしている。次世代パワー半導体の再編で先行しようとしている「ローム・東芝連合」に対抗する連合構想に迫る。

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#4 8月30日(水)配信
トヨタ社員の「口コミ8000件」で本音を暴露!創業家への不満、トヨタイムズ視聴強要、手厚い待遇…

トヨタ 史上最強#4Photo:recep-bg/gettyimages

 トヨタ自動車は業界内トップの待遇を社員に用意しているが、豊田章男氏の長期政権が続いたため、現場では「ひずみ」が生まれている。社員の本音からトヨタの実態をひもとく。

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#5 8月31日(木)
トヨタに反旗!盟友パナソニックがテスラと組み米国市場「EV電池争奪戦」で一歩リード

トヨタ 史上最強#5Photo:JIJI

 トヨタ自動車はパナソニックとEV電池分野で提携しているが、実態は、米テスラを挟んでパナソニックとは競合関係にある。インフレ抑制法(IRA)を背景にした米国市場の電池増産投資の競争では、テスラ・パナソニック連合がリードしている。トヨタは新たな一手を求められそうだ。

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#6 9月1日(金)配信
トヨタグループ23社の瓦解!「2つの株式持ち合い」が解消に向かい“豊田家至上主義”に綻び

トヨタ 史上最強#6Photo:Bloomberg/gettyimages

 豊田章男氏の持ち株比率はわずか0.2%。それにもかかわらず、創業家が巨大グループ組織を統治できる「秘密の仕掛け」がある。それが株式持ち合いの構図だ。豊田家の尊厳を守り、資本市場からのプレッシャーを阻むカラクリの正体とは。

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#7 9月2日(土)配信
トヨタが米政治献金を60倍に激増させた理由、「HEV死守」に投じた諜報費のコスパやいかに?

トヨタ 史上最強#7Photo:Drew Angerer/gettyimages

 トヨタ自動車が政治工作を活発化させている。米国での献金額は13年前の60倍に上る。豊田章男氏が社長就任後、縮小したロビー活動を再び急拡大させた理由と、政治工作の内実に迫った。

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#8 9月3日(日)配信
豊田章男「社長在任14年」の発言集、栄光と挫折の実録で“退場の真相”浮き彫りに

トヨタ 史上最強#8Photo:NurPhoto/gettyimages

「クルマ屋を超えられない」と自らの限界を語り、佐藤恒治・トヨタ自動車社長に経営のバトンを託した豊田章男氏(現会長)。業績やこれまでの発言から章男氏の人物像に迫る。

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#9 9月4日(月)配信
トヨタ傀儡政権“ブレーン”の顔ぶれ、鍵は「影の内閣6人衆」と「EV新設組織」

トヨタ 史上最強#9Photo:Jetta Productions Inc/gettyimages

 トヨタ自動車で14年ぶりの社長交代が実現した。だが、佐藤恒治社長が率いる新体制は、前任の豊田章男氏が陰で糸を引く傀儡政権と言わざるを得ない。トヨタの権力構造を明らかにする。

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#10 9月5日(火)配信
デンソーがトヨタから独立宣言!?自動車専業から「半導体メーカーへ転身」の仰天プラン判明!

トヨタ 史上最強#10Photo:SOPA Images/gettyimages

 世界第2位の自動車部品メーカーのデンソーは、トヨタ自動車への遠慮もあって大型の企業買収を封印してきた。だが、トヨタ依存から脱却するため、民生機器用も含む半導体メーカーを取り込む「仰天プラン」があるという。

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#11 9月6日(水)配信
豊田章男社長時代の「バラマキ投資」検証!テスラ出資で大儲けも、広げ過ぎた“仲間作り”の果て

トヨタ 史上最強#11Photo:AFP=JIJI

 トヨタ自動車会長の豊田章男氏が社長在任14年で力を入れたのは他社との協業を通じた出資だ。「仲間作り」と称して、同業の自動車メーカーから異業種企業まで全方位に巨額の資金がバラまかれた。その“費用対効果”を検証すべき時期に来ている。

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#12 9月7日(木)配信
「チームトヨタ」は日野自動車斬りで崩壊寸前!次なる脱落者はマツダかSUBARUか?

トヨタ 史上最強#12Photo:AP/AFLO

 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスがタッグを組んだ。これにより、トヨタは“日野斬り”を実施することになりそうだ。戦線を広げた「チームトヨタ」に不協和音が生じている。

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#13 9月8日(金)配信
レクサスすら国内生産は大ピンチ、優遇策や生産コストで「日米EV単価差」は200万円!

トヨタ 史上最強#13Photo:Bloomberg/gettyimages

 トヨタにとって、米国と中国は共に捨てられない大きな市場だ。両国は全く別のアプローチで日系メーカーの技術の囲い込みを始めている。米中対立のはざまで揺れるトヨタの決断とは。

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#14 9月9日(土)配信
豊田家と三井グループ“御三家”急接近!三井不動産やSMBCが「トヨタ詣で」を始めた思惑

トヨタ 史上最強#14Photo:Bloomberg/gettyimages

 三河の田舎企業から世界一の自動車メーカーへと成長したトヨタ自動車。近年、トヨタグループに旧三井財閥の“御三家”企業が接近している。その狙いはどこにあるのだろうか。

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#15
Coming Soon

Key Visual by Noriyo Shinoda

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