実際に、コンビニではどんな商品を選ぶべきでしょうか。

 ここで重要なのは、食事を大きく3つのブロックに分けることです。と言っても、難しいことはありません。「サラダ」「P(たんぱく質)を摂れるもの」「主食」をそれぞれ1品ずつ選べばOK。自炊だとこれでも選択コストがかかり、逆に完全に外食だと、例えばコース料理などはこの枠内に収まらないことが多くなります。一定の範囲で選択できる、というのは重要で、コンビニのように惣菜ごとのチョイスが可能な環境では、まさに健康を意識した“コースメニュー”を自分で組み立てることができるのです。

 あとは候補の商品を食事管理アプリに放り込み、お伺いを立ててみます。気をつけるべきは、サラダと商品名についていてもポテトサラダはほぼ主食であることや、カップ麺は一品で炭水化物や脂質の上限をオーバーするので選びにくいことでしょうか。このあたりも、食事管理アプリのAIが判定してくれるので、任せてしまって大丈夫です。

 脂質が多ければ、唐揚げは焼き鳥になるかもしれませんし、たんぱく質が少なければ、サラダチキンをプラスすることになるかもしれません(余談ですが、最近のサラダチキンはかなりおいしくなっていますし、「サラダフィッシュ」もよく見かけるようになってきました)。

 こうして、アプリを活用して理想の食事のバランスに近づけていくのです。