海外で非パリピもホームパーティーを開く理由、実は「子どもの教育」のためだった写真はイメージです Photo:monkeybusinessimages/gettyimages

教育において、家庭教育の重要性は文部科学省でも強調されています。特に幼児期の教育は重要であり、早期教育を意識するご家庭は多いのではないでしょうか?習い事も小さいうちから始めさせる家庭も多いですが、多くの家庭でおざなりにされがちなのが「コミュニケーション能力」です。(オリオンズベルトグローバル代表 小林音子)

プレゼンテーション力や面接力が求められる子どもたち

 幼少期は脳が柔軟で吸収力が高いため、東京では0歳からの習い事も驚くことではありません。語学などの英才教育は、情報も多く、議論や検証もされ、最新情報は瞬く間に更新されていきます。スポーツ界でも早期スポーツエリート教育という言葉が注目されているくらいです。

 スポーツ・音楽・語学・知育・学習は小さなうちから体験させておくことも大事ですが、情報があまりにも多く、親が何を教え、何をプロに教えてもらうべきかわからなくなりがちです。そんな中、忘れてしまいがちなのがコミュニケーション能力です。

 家庭でのコミュニケーションは母国語を教え始めることから始まります。子どもは家庭でのコミュニケーション方法をまねて吸収し、それを基盤に社会とのつながりを体験して成長していきます。特に日本では家庭がコミュニケーションを教える重要な役割を果たし、学校や地域社会はサポートするという体制です。

 コミュニケーションにおいての言語表現と言語受容の早期教育を家庭でやっていたにもかかわらず、子どもと会話が成立するようになったら、年齢に合わせたコミュニケーションの教育をすることを怠ってしまっている家庭も多いのではないでしょうか?

 しかし、習い事でそれぞれの分野の能力を伸ばすのと同様、コミュニケーション能力を伸ばすことは非常に重要です。

 なぜなら、コミュニケーション能力は就職時や大学受験時にも重要視されており、プレゼンテーション力や面接力が求められる機会が増えているからです。