![サイカ代表取締役CEOの平尾喜昭氏](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/-/img_d020849800ac3ecaa774ef45dd057083550712.jpg)
「効果測定が難しい」とされてきたテレビCMや屋外広告にデータサイエンスを持ち込み、オンライン広告と同じように“科学”できるようにする──。そのような切り口から事業を成長させてきたのがサイカだ。
同社の主力サービス「MAGELLAN(マゼラン)」はテレビCMを含むさまざまな広告の効果を統合的に分析できることを強みとする。広告に巨額な予算をつぎ込んできた大企業を中心に導入が進み、累計で200社を支援してきた。
2020年からはMAGELLANで培った分析ノウハウを応用した新サービス「ADVA(アドバ)」を通じて、需要の多かったテレビCM領域の課題解決に特に力を入れている。
そのサイカは2月2日、さらなる事業拡大に向けて複数の投資家より37億円を調達した。
今回のラウンドではシニフィアンとみずほキャピタルが共同で運営するTHE FUNDがリード投資家を務め、Yamauchi-No. 10 Family Officeと社名非公開の海外機関投資家も参加をしているという。なおサイカの累計調達額は59億円となる。