印刷・集客支援プラットフォーム「ラクスル」を皮切りに物流領域の「ハコベル」、広告領域の「ノバセル」と事業を拡張してきたラクスル。同社がこれらに続く第4の事業として、コーポレートIT領域の“不”を解決する新サービスを始める。
9月1日に正式ローンチした「ジョーシス」はITデバイスとSaaSの統合管理プラットフォームだ。従業員の入退社に伴うデバイスの購入・返却やSaaSアカウントの発行・削除、在籍中の権限管理などを効率化することで、情報システム担当者をアナログな業務から解放したいという。
コーポレートITのアナログな業務を自動化
同サービスの特徴は社員の入社から退社に至るまでの“人の動き”を軸に考えるとわかりやすい。
まず新メンバーが入社した際、社内の情報システム担当者は業務で用いるPCやSaaSアカウントを用意しなければならない。ジョーシスではサービス上でPCを始めとするデバイスを一括で購入できるほか、SaaSアカウントの発行や権限管理もワンクリックで完結する。
実務で使っていく上では会社の環境に合わせたPCのセットアップ(キッティング)も必要になるが、こちらについてもジョーシス側で請け負う。そのためリモート環境で働く社員の場合であっても設定済みのPCが自宅に届き、すぐに仕事に取りかかれる。