「実需が止まった郊外で投資用の新築アパートが
それでも売れるのは不気味だよね、なんなの」

全宅ツイのグル 全体の話でいうと、賃料にさまざまなコストを転嫁する動きがもっと加速して、それがどこまで浸透するかに注目しておきたいです。長期的には新築自体が激減するような気もしています。不動産開発っていう業態自体がどうなるのかって思います。

みっく ホントそれ思いますね。投資対象の転換期が来るかなって。

あくのふどうさん(あくの) もう実態としては、都心部と新築以外は踊り場になっていると思ってて。需給で価格が決まるフェイズではないかと感じてます。都心部とかは利回りで見ても説明つかないとこまでいってますから。ビューティーコンテストが終わるまで値段が上がるんじゃないですか?

 もう、買ったあとそこに建物建てる気ないんじゃない?ってくらいの高値で土地を買う人、多いんでねー。平成のバブルは知らないですけど、仕様も変えずにただ物件を転売するだけでキャピタルゲインが続くってなんかさすがに違和感ある、って感じるようになってきました。私も数年前に買ったのが、軒並み値上がりしててうれしいんですけど。融資とかローンも、マーケットあわせて、金利が下がったり、期間が延びたりするのってどうなんですかね。

――ゴールポスト動かし放題。なんか毎年言ってるんだけど「いつかこの不気味な価格高騰に終わりが来るのでは」っていうのがずっと続いてますよね。マネーが流れる限りはたぶんズルズルこれが続く。

あくの 資金提供する側でジャッジすることなんで、我々業者側がなにかできることは少なくなってると思います。郊外は実需止まってるんですけど、まだ新築アパートは売れてるんですよ…。お金余ってる。サブリースつけて売るんでしょうけど、それでも30年近くローン出せば収支合っちゃう。金融機関もお金の出し先が不動産しかないからなあ。