「就活サイト」使いこなしで決まる内定ゲットの明暗、学生が知っておくべき三つのパターンと特徴最近では就活サイトの数が増え、それぞれの特徴が分かりづらいという学生も多い。就活で「勝つ」ための使いこなし術を教えよう(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2024」のコラムを転載したものです。

就活生にとって「就活サイト」は大事な情報源だが、最近ではサイトの数が増え、それぞれの特徴が分かりづらいという声もある。大きく三つのパターンに分類できる就活サイトの特徴を知り、自分に合う企業を探すために必要な情報収集戦略を考えよう。(取材・文/大根田康介、構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)

 就活生の多くが、企業が発信する採用情報に加え「就活サイト」を利用している(図1)。

 最近はサイトの数が増えているため、特徴を把握した上で自分に適したものを選ぶようにしたい。

 就活サイトは、主に「求人検索型」「スカウト型」「エージェント型」に分類される。

 一般的には、求人検索型を利用する人が多い。自分からアクセスして情報検索し、行きたい企業にエントリーしたり、説明会などのイベントに参加したりできる。

 利用企業が多く求人件数も多いのが特徴だが、その分応募者数が多くなり過ぎると、企業側は人数を絞らざるを得ない。ゆえに、求人検索型だけに限定してしまうと全落ちするリスクも生じる。

 それとは正反対に、スカウト型は企業が学生を検索して探すサイトだ。大学生活で学んできたことを学生が登録し、企業がそれを細かく読んでスカウトを出す。

 学生は「待ち」の姿勢で就活できる半面、必ずしも希望する企業からスカウトが来るわけではない。

 ただ、見方を変えれば、考えも及ばなかった業界の企業からスカウトが来ることで、企業選びの視野が広がることも考えられる。