新卒採用にも
エージェント選考突破のアドバイスも

 エントリーによる選考突破もスカウトも難しければ、エージェントの力を借りよう。

 エージェント型の人材紹介サイトは中途採用ではメジャーだが、それらが最近新卒採用でも使われ始めた。

 求人検索型とスカウト型の中間形態で、企業と学生の間に「キャリアアドバイザー」と呼ばれるエージェントが第三者として立ち、マッチしそうな企業を紹介する。 

 また、学生の話を聞いてカウンセリングしてくれたり、実際に応募するときにも選考突破のアドバイスをしてくれたりする。

 エージェント型に登録する企業は、大企業よりも知名度が低く、求人広告だけでは学生が集まりにくい中小・ベンチャー企業が多い。企業からすると、第三者の手を借りて推してもらい、学生の応募を促すという側面がある。

 どのパターンの就活サイトも、企業情報を見るときは、平均年齢、平均勤続年数、男女比、報酬水準、年間休日、残業時間、具体的な仕事のエピソードなど「事実(ファクト)」に注目しよう。

「若手でも活躍できる」「フラットでコミュニケーションが取りやすい」というのは、あくまで企業側の解釈で、実態は分からない。

 口コミサイトなどもうのみにしないよう注意しながら参考にして、自身で企業像を見極めていこう。