生産者さん直売と、おすすめの「安全な食料品取り扱い通販ショップリスト」
一番おすすめしたいのは、安全な「野菜・果物・魚介類・米」などの新鮮な食材を、それぞれの生産者さんから直接購入する方法だ。そして、安全な「加工食品と調味料」は専門店や通販ショップを利用する。
「食材ごとの入手チャンネル」を開通するイメージで、以下のように5つのルートを固定して、常に同じところから購入するのだ。
①お米:水田の農家さん
②野菜:菜園の農家さん
③果物:果樹園の農家さん
④魚介類:漁師さん
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⑤加工食品と調味料:専門店や通販ショップ
この形が理想だが、多忙な方のためにもっとミニマルな仕組みを提案したい。
「無添加の加工食品と調味料」「安全な野菜・果物・お米」「安全な天然の魚介類」がそろう総合セレクトショップを身近で見つけたり、これらオールジャンルの安全食材を扱う通販ショップを確保してしまうのだ。
前述の「生産者さん直売」よりも割高になるが、理想的なところが1つあれば、四季を通して栄養バランスのとれた安全な食料を簡単に入手できる。
こういったところなら、オーガニックなどの安全認証が付く食材や調味料が多く並ぶので、飲食学の基本3ルールの「①セレクト:摂取するものは選び抜く」もあっさりクリアとなる。
健康意識の高い仲間たちが活用しているお店と、当連載を監修してくれたオーガニック専門家・レムケなつこさん運営のスクールのおすすめを掲載しておくので、ご活用いただきたい。
・『らでぃっしゅぼーや』radishbo-ya.co.jp
・『大地を守る会』takuhai.daichi-m.co.jp
・『Oisix』oisix.com
・『イケベジ』ikevege.com/
・『ハミングバード』8dori.org
・『坂ノ途中』on-the-slope.com
・『ココシーズンズ』coco-seasons.jp
・『太陽食品』taiyo-shokuhin.com
・『雨ニモマケズ』amenimomakezu.shop
・『楽天ファーム』agriculture.rakuten.co.jp
・『生協・生活クラブ(全国)』www.coop-takuhai.jp
・『コープ自然派(近畿)』shizenha.ne.jp
・『ビオ・マルシェ』biomarche.jp
・『食べチョク』tabechoku.com
・『ポケットマルシェ』poke-m.com
これで──買い物ルーティンの手間は最小化され──安全な食料入手のための「ミニマルな仕組み」が完成する。ルート開拓まで少し手間はかかるが、その時間投資は後に大きなリターンをもたらすことになるのは説明不要だろう。
こうやって厳選した入手ルートさえ構築できれば、後は「最安値の旬のものだけ」を購入するだけなので、迷う時間もエネルギーも節約できてとても楽だ。
なお、旬の食材のさまざまなメリットは後の連載で解説するが、ここではまず「季節外れのものは全てが高価で、季節のものは常に最安値」と覚えておいてほしい。
「食料品の買い物」という、お金も時間もかかるタスクを仕組み化すれば、あらゆるコストを軽減できるということである。
そして何といっても、あなたのオーガニックデバイス(肉体)の性能を高められるという「実利」こそが最大のメリットであることも忘れないでいただきたい。
ちなみに、筆者が親子3人で日本に長期滞在する時は──安全基準が厳しいことで有名な──『らでぃっしゅぼーや』を活用する。
旬の食材ばかりの「めぐる野菜箱Mサイズ(畑応援プラス/果物+平飼い卵6コ付き)3750円」がお気に入りだ。これに「ふぞろい魚介レスキュークラブ」を追加する(これで栄養バランスは完璧!)。
スーパーでオーガニック食材を買うより安く、新鮮かつ安全な食材が届くので「出費/選ぶエネルギー/買い物に行く労力と時間」を抑えられる。さらに、美味しくて幸せな気持ちになれるから【超ミニマル・ライフ3原則】は全てクリアとなる。手を合わせて拝みたくなるほど、ありがたいサービスだ。
(本記事は、『超ミニマル・ライフ』より、一部を抜粋・編集したものです)