「人生100年時代」を生き抜くための戦略書――『超ミニマル・ライフ』より、思考法と技法を、本連載でご紹介します。著者の四角大輔氏は、レコード会社時代に10回のミリオンヒットを記録後、ニュージーランドに移住し、「組織・場所・時間・お金」に縛られない人生を設計してきた異色のベストセラー作家です。今回は、諸説が飛び交い誰もが混乱している「食事学」について、最小限の労力で誰もが実践できる、明解なメソッドを公開します。
監修:三輪桜子/医師/神宮前統合医療クリニック院長
レムケなつこ/オーガニックビジネス研究所(IOB)代表取締役社長、オーガニック専門家
「オーガニック農法・自然栽培・減農薬の作物」「天然の魚介類」「無添加の加工食品や調味料」といった──安全な食材の入手ルートを確保してしまう
前回の連載で書いた「危険な添加物探し」は、もはや筆者の特技になっている。慣れるとパッと見つけられるようになり、ゲームみたいに楽しめるようになった。
だが、これらの化学物質は、日本の一般的なスーパーやコンビニに並ぶ加工食品の大半に入っている。買い物のたびにパッケージの裏側とにらめっこしていると嫌になるかもしれない。
本連載の提案は──「オーガニック農法・自然栽培・減農薬の作物」「天然の魚介類」「無添加の加工食品や調味料」といった──安全な食材の入手ルートを確保してしまうこと。
しかし面倒だと続かない。だから、手間がかからない仕組みを構築する必要がある。
安心・安全な食材ルートの多様化
誰にでも、お気に入りのカフェが1つか2つはあるはず。そんな楽しい気分で探索してみるのだ。
幸いにも近年、直売式のファーマーズマーケットが全国で急増していて、各地のオーガニック農家さんや漁師さんが続々と直売所や通販ショップを開設している。
流通経路をカットできて安く買えるし、市民の生活を支えてくれている生産者さんの収入が増えるのもいい。
さらに、「無添加の加工食品と調味料」の専門店、安全な「食材・加工食品・調味料」全てを網羅した総合ショップ、さらにオーガニック飲食店も増加傾向だ。
今や、ネット検索すれば15分ほどでいくつも見つかるだろう。でもやっぱり、いつの時代も口コミが一番。
あなたの周りにも自然派の人がいるはず。そういった人は、安全な食材の入手源や飲食店をいくつも知っている。もしくは、小さな子を持つ健康志向のママがいれば聞いてみよう。大切な子どもを守るために誰よりもいい情報を知っている。