八丈島・三宅島・母島
白い砂浜も緑や黒の砂浜も
■底土海水浴場/八丈島
![海の透明度の高さで知られる八丈島はスノーケリングも面白い](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/650/img_053ed3d00c23cf774eba6bc976976a1f191658.jpg)
大型客船が発着する底土港から歩いて3分ほどの底土海水浴場。八丈島の海岸線はほとんどが黒い溶岩質の岩場に覆われているのですが、ここには人工の砂浜が広がっています。中央には堤防が延び、夏は堤防から海に飛び込むのが子供たちの定番の遊び。海の透明度はかなり高く、堤防の上からでも海底の様子がはっきりと見えます。
堤防の先端はダイビングのポイントになっており、スノーケリングでもさまざまな魚が見られます。ウミガメとの遭遇率が高く、水面から顔を出していることも。岩場ではカニなどの生物探しも楽しみです。
住 所 八丈町三根
営業時間 24時間
アクセス 底土港から徒歩約3分
![海を望む爽やかな店内。ワインやビールなどアルコールも充実](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/e/f/650/img_efb9b193b2fda5b7674095fe036e3bce335647.jpg)
![オリジナルソースが決め手の絶品バーガー](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/9/b/650/img_9be988bd78d1c9181489156dc8190b0c121590.jpg)
朝から底土海水浴場で遊ぶなら、ランチは底土港近くのハンバーガーショップ「SEA SIDE KITCHEN 環」がおすすめ。ハンバーガーは、島レモンや日向夏タルタルなど数種類の自家製ソースからお好みのものを選べます。ビーフパティはもちろん、サメ肉のパティも用意。パティの枚数やトッピングも自由にチョイスして、オリジナルバーガーをつくってください。曜日によって夜の営業もあるので、海水浴後に立ち寄るのもいいですね。
住 所 八丈町三根1309-13
営業時間 SNSで確認
定休日 不定休(おもに水曜)
アクセス 底土港から徒歩約2分
■長太郎池/三宅島
![干潮時のタイドプールは海水魚が行き交う天然水族館!](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/650/img_3a43af3c056eda9d0f4628f4fec73ca8294833.jpg)
砕けた溶岩でできた黒砂のビーチが点在する三宅島ですが、今回紹介するのは砂浜ではなく岩に囲まれたタイドプールです。連なる溶岩が波よけになり、干潮時は池のよう。その姿から長太郎池と呼ばれています。
海底が黒い溶岩なので暗く見えますが、海に入ると透明度の高さは驚くほど。タイドプールの中は波が入ってこないので、スノーケリング初心者でも安心です。三宅島には黒潮の支流が入ってくるため、南方系のカラフルな魚が多いのも特徴。長太郎池の周辺にも小さな潮だまりがあるので、小さな子供はそちらで生物探しをするのもいいでしょう。
住 所 三宅島三宅村坪田
営業時間 24時間
アクセス 錆ヶ浜港から車で約15分
![リゾートエリアのカフェを思わせる雰囲気のいい店内](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/b/1/650/img_b14487066912ed5aed2e76b113a962ad189458.jpg)
![チリドッグと一緒に頼みたい明日葉フラペチーノ](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/0/1/650/img_01027e4ab38f01fc8e96bd0f97fe74ac120972.jpg)
おしゃれなカフェが点在する三宅島ですが、長太郎池の近くにも2023年8月にオープンした「cafe NAGOLA」があります。自然光が差し込む明るい店内は、サーフボードが飾られたさわやかな空間。のんびり休憩するには最適です。
5種類の豆から選べるコーヒーのほか、伊豆諸島の名産、明日葉とホワイトチョコのバランスが絶妙な「あしたばフラペチーノ」や季節限定のレモンスカッシュなど島食材を使ったドリンクも味わえます。
住 所 三宅島三宅村坪田3245
営業時間 10:00~16:00
定休日 水・木曜(営業日はインスタグラムで確認)
アクセス 錆ヶ浜港から車で約13分。またはバス停「高校前」から徒歩5分
■南崎/母島・小笠原諸島
![沖に突き出した岩が防波堤になり、海は穏やかなことが多い](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/2/9/650/img_29205655984218c678a3685e015116ca355138.jpg)
最後は小笠原諸島の母島でいちばん美しいといわれるビーチ、南崎です。母島南部の「都道最南端」から遊歩道を約45分歩かないと行けない、なかなかハードルの高いビーチなのですが、それだけに観光客がほとんどおらずプライベート感たっぷり。小石や砂利混じりの砂浜に、クリアブルーの波がひたひたとおし寄せる楽園風景に癒やされます。
岩に囲まれた入江は波打ち際まで珊瑚礁が広がり、魚たちが舞う海はスノーケリングもハイレベル。ただし帰りも45分歩くので体力は残しておきましょう。
住 所 小笠原村母島南崎
営業時間 24時間
アクセス 沖港から車で約12分+徒歩45分
■白砂だけじゃない、東京諸島の個性的なビーチ
![神津島の集落から歩いてすぐの前浜海岸。真っ白な砂浜が広がる](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/650/img_e339da1a27c413275d7c34496d80420c145006.jpg)
きれいなビーチが延びる島も多いのですが、島によって砂の色が違うのが不思議。東京の島々は火山島で、おもに安山岩や玄武岩からなる大島、八丈島の砂浜は灰色や黒がかっています。また玄武岩がメインの三宅島の砂浜も真っ黒です。一方で同じ火山岩でも、おもに流紋岩からなる新島や式根島、神津島は白い砂浜が多いのが特徴。この3島の砂をよく見ると、透明な石英が多く混じっていてとてもきれいです。
小笠原諸島にも白い砂浜が多いのですが、これは大部分がサンゴや貝殻が細かく砕けたもの。また父島の北部や東部では、無人岩(ボニナイト)というガラス質の岩が削られてできた「うぐいす砂」と呼ばれる緑がかった砂が見られます。こんな砂の違いも楽しめるのも、東京の島々のおもしろさでもあります。
![三宅島の釜の尻海岸に広がるビーチは小石混じりの黒砂](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/a/8/650/img_a83436859a668161eba82ea68eff0eed185743.jpg)
![神津島の沢尻海岸の砂は透明な石英の粒が含まれている](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/650/img_c18bf8af0979e72d4b49974cfe23df97212822.jpg)
※本記事は、2024年4月20日現在のものです。