築古物件を視野に入れて起きたこと
築古のリノベーションで探すという軸に変えてまもなく、今日その日に出た情報ということで、立地もいい物件に、その日の夕方内見に行きました。駅から5分ほど、築46年でしたが、めずらしく内装に一切手が入っていない46年前の状態のままの物件でした。
実は築古物件を買うときに1つ懸念としてあるのが、住んでいる途中で持ち主がリフォーム・リノベーションをしているため、物件価格がその分高くなってしまうというケースです。もし、自分がフルリノベーションしたいという場合は、価格が上がる分マイナスにはなります。(そのまま使える場合は話が別ですが)
その物件は持ち主がセカンドハウスとして買っていたものの、ほぼ使ってこなかったという、内装は当時のままのヴィンテージな赤絨毯の物件でした。
加えて、1年弱後に大規模修繕が予定されており、窓サッシが替わるということも資料からわかっていました。窓サッシは共用部で勝手には替えられません。古いマンションの場合、サッシが古いとどこか古めかしい印象が拭えないことがありますが、それも解消されました。
また遮音・遮熱性能が昔よりも高いため、最終的に、サッシが入れ替わったとたんに家が暖かくなりました。これも資産性が高い可能性を感じた部分でした。
しかし、初めての住宅購入です。しかも中身は昔ながらの内装と赤絨毯ですから、さすがに不安です。ただ、私は幸運にも周りに不動産の専門家がたくさんいるという職場だったため、当時の上司や先輩をはじめ、詳しい人に「この物件どうですか?」と、販売図面を持って相談して回りました。聞いた結果「買いだ!」という力強い意見をいただき、26歳の私は自信を持って住宅購入に進むことができました。