高速道路の利用が少ない人はどうしたら?

 高速道路をそれほど利用しない人は、5000ポイントが貯まる前にポイントの有効期限を迎える可能性があるので、注意が必要です。

(その4)「ポイント残高のお知らせ」メールを登録する

「ポイントをうっかり失効させてしまうのはもったいない」という人は、「お知らせメール」で毎月20日以降、事業者ごとのポイントの累計数および当年度末まで有効なポイントの累計数をメール通知する「ポイント残高のお知らせ」の登録をおすすめします。とくに有効期限の区切りとなる3月末が近い1月、2月は、メールをしっかり確認するようにしましょう。

図表:ポイント残高のお知らせ「うっかり失効」を防ぐには、「ポイント残高のお知らせメール」への登録が有効 出典:ETCマイレージサービスホームページ 拡大画像表示

 ただ、ETCマイレージサービスのポイントは「通行した翌月20日に加算される」という仕組みになっていることから、例えば3月20日に通知されたポイント残高が5000ポイントに近くても、その月内に利用したポイントの反映は4月になってしまいます。そのため、3月末日には失効するポイントが出てしまいます。

 こうした“うっかり失効”を防ぐためには、2月時点でのポイントを確認し、3月末で失効しそうなポイントがあればETCマイレージサービスのサイトにログインして手動で還元額へと交換する、わずかなポイント加算で有利な交換単位に到達するようであれば、2月中にその分、高速道路を利用するなどして対応しましょう。

(その5)平日朝夕割引を利用する

 最後に、ポイントではないのですが、ETCマイレージサービスを登録する大きなメリットを一つ紹介します。

 NEXCO各社等、本州四国連絡高速道路では、一定の条件を満たす走行をしたクルマに、後から無料通行分を還元する「平日朝夕割引」を実施しています。この割引の適用には、ETCマイレージサービスへの事前登録が必須なのです。割引額は走行回数によって変わり、30~50%相当額です(詳細はこちら https://www.smile-etc.jp/service/heijitsu.html)。クルマ通勤などで平日朝夕に高速道路を使うドライバーであれば、必ず登録すべきと言えるでしょう。

 次回は、高速道路を利用する時間帯や曜日、区間によって通行料金の大幅な割引が受けられる「深夜割引」「休日割引」について、詳しく紹介する予定です。