日本人の子どもだけで行うキャンプは
塾の合宿のような感覚で海外体験ができる

 通常期から団体の受け入れを得意としているGLC(https://jp.glcenglish.com/)は、ジュニアキャンプを実施してすでに10年目。キッズキャンプの受け入れ年齢は小学4年生からで(通常、親子での受け入れは5歳から)徹底した管理体制のもと、ガーディアン(生活の面倒も見る付き添い役のスタッフ)を配している。

 毎朝検温を行い、講師間で生徒の様子をLINEで共有するなど、子どもを預かるきめ細やかな体制が整っているのが特徴だ。参加者の親向けのInstagramにはキャンプのようすが随時アップされ、日本から子どもの成長が見守れる。参加人数は50名で、毎年申し込むリピーターも多いそうだ。今年の夏のキャンプ参加費は25万8000円だが、すでにキャンセル待ち(満員)のため、計画するなら春休み以降となる。詳細はこちら(https://jp.glcenglish.com/cebu-summer-jr)から。

GLCの校舎はセブシティの真ん中に位置し、生活用品を購入するのに便利なモールまでも近い。授業のあとに送迎なども出している Photo by Miho TakanoGLCの校舎はセブシティの真ん中に位置し、生活用品を購入するのに便利なモールまでも近い。授業のあとに送迎なども出している Photo by Miho Takano

 日本国内では塾を運営している企業が母体となるFirst English Global College(https://www.firstcebu.com/)も、毎年日本人に向けたジュニアキャンプを準備している。英検対策や文法の授業なども用意されており、案内も日本流。塾の英語合宿に参加をする感覚で参加できる。1日8クラスの英語レッスンと宿題タイムで構成され、丸1日英語漬けの生活を送ることになる。こちらは普段の学校校舎ではなく、ジュニアキャンプ専用にホテルを貸し切って開催する。2024年夏の参加費用は35万9000円だが、すでに今年の夏は受付を締め切っているので、次回の開催を待ちたい。詳細はこちら(https://juniorcamp-cebu.com/)から。

 GLC、First English Global Collegeはいずれも日系の語学学校で、参加者は基本的に日本人の子どもたち。日本の英語学習カリキュラムを踏まえた英語学習ができるというメリットがある半面、他国の子どもとの交流はない。