親子留学なら
「子どもは英語漬け&親は仕事」も可能

 親子留学の場合、親が受けるレッスンは基本的に1日1コマのみ。あとの時間は、リゾートを楽しむなり、仕事をするなり自由になる。英語習得に時間を使いたい場合は、もちろんレッスンを追加することも可能だ。滞在は寮ではなく、学校の隣にある快適なホテルになる。レッスンが休みになる土日には、先生同伴で英語を使って出かけるアクティビティーも付いている。

 子どものみで参加をする場合は、前回記事で紹介したのと同様、同校の中にあるカプセルホテルのような宿泊施設を使うことで費用を抑えられる。詳細はこちら(https://qqenglish.jp/kids-summer-camp-2024/)。価格は滞在場所や期間によって変わってくるが、キッズ・ジュニア単独で、2週間30万3900円、親子では2週間で47万4900円となる。

QQイングリッシュのキャンプに親子で参加した際の宿泊先となっているサボイホテル。今回の取材でも活用したが、ホテル内にはプールもあり、部屋も過ごしやすかった Photo by M.T.QQイングリッシュのキャンプに親子で参加した際の宿泊先となっているサボイホテル。今回の取材でも活用したが、ホテル内にはプールもあり、部屋も過ごしやすかった Photo by M.T.

安全が最優先?それともすこし冒険させる?

 国籍を日本人に限定し、人数を限って徹底管理をするスタイルのキッズ・ジュニアキャンプと比較すると、こうした大型のキャンプではどうしても小さなトラブルが起こる可能性は高くなる。しかし、留学にトラブルがあるのは大人も同じ。そのトラブルや不便にこそ学びがあり、子どもたちはトラブルを乗り越えることで、大人以上の成長と新しい視座を得るだろう。

 とはいえ、年齢や成長度合いによって、どの程度のトラブルを受容できるかは変わってくるはずなので、どういったタイプのキャンプがお子さんに向くかについては、ご両親がきちんと見極める必要がありそうだ。単独ではなく、親子留学という選択もある。この夏に情報収集をし、次の長期休みに向けて家族で計画をするというのもいいかもしれない。